Interview
在学生・修了生の声

総合人文学専攻 地理学専修
博士課程前期課程 2021年4月入学
(入試種別:一般入学試験)
勤務先:国土交通省国土地理院
現在の仕事において大学院での研究や学修が生かされている場面や、学部卒業で就職をしている方との違いを実感する場面
現在は主に国土地理院が保有する測量用航空機「くにかぜⅢ」に搭乗し、空中写真の撮影を行っています。現在の仕事と大学院での研究は直接関係ありませんが、得られたデータに間違いがないか等を確認する習慣は大学院の研究で培われたものだと感じています。
学部卒業で就職をしている方との違いは文章力だと感じています。修士課程では2年間しっかり修士論文の執筆に時間が使えるので、結果をただまとめるだけではなく、読み手に分かりやすい論理的な文章を書く力が養われました。
出願に先立って志望の指導教員へどのような相談をしたか、相談してよかった点
私は他大学出身なので、入試に関する情報や地理学専修の雰囲気について相談しました。また、大学院では学部と異なる研究テーマを希望していたので、そのような場合でも受け入れていただけるかについても相談しました。私が入試を受けた年はコロナ禍でしたのでオンラインでの相談となりましたが、黒木先生に優しく丁寧に教えていただけ、お人柄も知ることができたので、不安なく入試に臨むことができました。

TA・RA制度の利用にかかる経験談、よかった点
私は、「地理情報システムb」、「地理学・地域環境学調査研究法b」のTAを担当しました。どちらも実習の授業で、学生が行う課題作成のサポートを行っていました。学生から質問を受けた際、分からないこともありましたが、その度に分からないことを自分で調べたり、先生に聞くなどしたため、働きながらも勉強することができ、充実した時間になりました。また、学生と話す機会が多かったので、知り合いが増えたのもよかったです。
現在の就職先・職業を選んだ理由
私は幼少期から地理が好きで、地理に関する職場で真っ先に思いついたのが日本の全ての地図の基礎となる地図を整備している国土地理院でした。国土地理院では防災・減災のための地理空間情報の整備や普及にも力を入れており、大学院時代の地理学と災害に関する学びが最も生かせ、多くの人々の役に立てる場所ではないかと思い、志望しました。
関西大学大学院文学研究科の魅力
関西大学大学院は研究する環境がとても整っていると感じます。文学研究科では専修ごとに大学院生専用の部屋があり、24時間利用することができます。授業は、関西大学以外の先生のものも多くあり、様々な分野が学べます。図書館は蔵書が多く、他のキャンパスの書籍も取り寄せられるのでとても便利です。また、上限はありますが学会参加の旅費や書籍代を補助していただける制度もあり、大変助かりました。
先生方や事務職員の方もとても優しく、就職などで困ったことがあれば気軽に相談でき、安心して学生生活を送ることができました。
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