Interview

在学生・修了生の声

法学研究科

Y.Y.さん

修了生

高度職業人養成コース
博士課程前期課程 2023年4月入学
(入試種別:学内進学試験)
勤務先:富士通株式会社

※掲載内容は、原稿作成時のものです。

現在の仕事において大学院での研究や学修が生かされている場面や、学部卒業で就職をしている方との違いを実感する場面

お客様との契約に関する議論においては、周囲の社員と比較して理解が深いと感じております。これは、私自身が2年間にわたり法律を専門的に学び、契約の背景にある法的思考や論点に日常的に触れてきた経験によるものです。
また、学部卒業の方と比べて、周囲の行動を俯瞰的に捉え、人を適切にまとめる力が身についたと実感しています。大学院在学中は、大学院生であるがゆえに年下の学生と関わる機会が多く、その中で自然と人を導き、協力関係を築く経験を重ねてきました。こうした環境で培った視野の広さやマネジメント力は、現在の業務においても大いに活かされています。

大学院進学の理由および関西大学大学院を選んだ理由

大学院進学を志望した理由は二点あります。
1点目は、学部で四年間学んだ法律を、大学院でさらに深くかつ広い視点から探究したいと考えたためです。法制度の背景や理論的枠組みをより体系的に理解し、自身の専門性を高めたいという思いが強くありました。
2点目は、社会で議論されている法的課題に対して、自らの研究を通じて新たな視点を提示し、議論の発展に寄与したいと考えたためです。法律が社会問題と密接に関わる以上、研究成果を通じて社会に貢献できる可能性に魅力を感じました。
関西大学大学院を志望した理由は、同大学が長年にわたり法学教育の発展に寄与し、確かな実績と伝統を築いてきた点にあります。関西大学は法学分野において多くの優れた人材を輩出しており、その教育環境には深い信頼を寄せています。
また、研究者教員と実務家教員がバランスよく配置されている点も大きな魅力です。理論的な探究と実務的な視点の双方から学ぶことができ、法学研究をより実践的かつ多角的に深められる環境が整っていると感じています。
さらに、学部時代を関西大学で過ごした経験から、同大学への強い愛着があります。恩師や仲間とのつながりの中で自身の学びの基盤が形成され、その環境で引き続き研究を進めたいという思いが、進学先として関西大学大学院を選択する決め手となりました。

指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソード等

高作正博先生を指導教員として選択した理由は、先生が私の研究分野である憲法学、とりわけ「同性婚」や家族法制に関わる憲法問題に深い知見をお持ちである点にあります。私は大学院において「同性婚」を主要な研究テーマとして取り組んでおり、高作先生の専門性から多くの示唆を得られると確信して指導をお願いしました。実際に、先生からいただいた助言や文献紹介を通じて理解が大きく深まり、最終的に自信を持って提出できる論文を完成させることができたと感じております。
在学中は、週に一度以上の頻度で先生と研究に関する議論を重ねました。毎回の議論では、論点の整理方法や憲法解釈の視座、研究の進め方に至るまで丁寧にご指導いただき、その過程で自身の研究に対する姿勢や思考の深さが大きく鍛えられました。私は研究者ではありませんが、こうした継続的な対話を通じて、物事を多角的に捉える姿勢や、論理的に思考する力が大きく養われたと実感しています。
卒業後も変わらずご連絡をいただき、進路や仕事に関して温かい助言をくださっていることに深く感謝しております。高作先生との出会いは、私の人生における大きな財産であり、先生から学んだ姿勢や価値観は、現在の社会人としての仕事にも確実に生きています。先生のもとで学ぶ機会を得られたことを、心から誇りに思っております。

関西大学大学院法学研究科の魅力

関西大学大学院法学研究科には、三つの大きな魅力があると考えております。
1点目は、本研究科では、法律学の枠組みを踏まえつつも、学生が主体的に研究テーマを設定し、幅広い分野に触れながら学びを深めることができます。自身の専門領域にとどまらず、多様な法領域に関する知見を得られる点は、学問的視野を広げるうえで非常に有意義でした。
2点目は、在学中は、学部からの進学者だけでなく、多くの社会人学生とも交流する機会がありました。社会で活躍されている方々から直接お話を伺うことで、社会に出る前に実務的な視点や価値観を学ぶことができ、非常に刺激的な経験となりました。
3点目は、卒業後の幅広い進路である。私自身も、一般的には理系のイメージが強いシステムエンジニアとして就職いたしましたが、在学中に培った多角的な思考力や論理的な分析力は、現在の業務においても大いに役立っています。法学研究科での学びが、専門分野を超えて幅広い職種で応用可能であることを実感しております。