Interview
在学生・修了生の声
総合人文学専攻
博士課程後期課程 2025年4月入学
(入試種別:一般入学試験)
現在の仕事において大学院での研究や学修が生かされている場面や、学部卒業で就職をしている方との違いを実感する場面
私は現在、専門職の地方公務員として働いています。公文書や古文書といった歴史的な記録資料を保存・研究し、将来に残していくアーキビストとして、日々業務に勤しんでいます。
専門は日本近代史、とりわけ海軍史を研究しています。修士課程では明治期の海軍省における記録管理方法について研究を行っていました。
仕事では、いわゆるくずし字で書かれた近代の公文書を読むことが多く、大学院時代に学んだくずし字読解のスキルや背景知識が役に立っています。また、大学の地域連携事業にも参画し、仁徳天皇陵(大山古墳)に関わる公文書や、明石の軍事郵便といった多様な歴史資料に触れたことも、初見史料に対処する力が身に付いてよかったと感じています。
私のように公文書館で働くアーキビストは、ほとんどが大学院を修了しています。理由は、多くの募集要件に修士課程修了程度の専門性が含まれているためです。このことから、専門性の求められる世界に飛び込みやすいことが、学部卒との違いであり、大学院を修了していることの強みであると考えます。
出願に先立って志望の指導教員へどのような相談をしたか、相談してよかった点
指導教員には常日頃から、博士課程への進学について相談していました。私は日本史やアーカイブズ学について、研究だけではなく実務の現場を経験したいと考えていたため、仕事と研究の両立について特に相談していたと思います。博士課程を修了するまでのおおまかなスケジュール感も、指導教員への相談の中で把握できたため、相談してよかったと思っていますし、親身に対応してくださった先生に感謝しています。
奨学支援制度の利用にかかる経験談、よかった点
現在、関西大学特別給付奨学金をいただいているため、金銭面の不安なく研究活動を続けられています。私の専門分野は東京に史料が集中しているので、東京への移動費・滞在費など、史料調査にかかる費用を奨学金から捻出しています。気兼ねなく研究に費用を使えることは、研究成果にも結実することなので、いただくことができてよかったと感じています。
お仕事との両立の工夫等について
上述のように、指導教員に仕事と研究の両立について相談していましたが、想像以上に困難なことであると痛感しています。それでも博士論文はしっかりと完成させたいため、就職後も大学の近くから居を移さず、勤務時間後も大学図書館や研究室に行くことができる環境を作っています。あまり工夫とはいえないかもしれませんが、大学での研究が一番集中できるため、勤務先が多少遠くてもこの生活は続けたいと思っています。また、土日祝日は必ず休暇になるため、その時間を使って研究を行っています。
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