Interview

在学生・修了生の声

商学研究科

T.S.さん

修了生

商学専攻
博士課程後期課程 2022年4月入学
(入試種別:外国人留学生入学試験)
勤務先:小樽商科大学教員

※掲載内容は、原稿作成時のものです。

現在の仕事において大学院での研究や学修が生かされている場面や、学部卒業で就職をしている方との違いを実感する場面

現在、小樽商科大学において教育・研究に従事しておりますが、大学院で培った能力は教育と研究の両立に役に立てています。
大学院では単に知識を学ぶだけでなく、「問いを立てる力」や「論理的に思考を積み上げる姿勢」を徹底的に訓練していただきました。これは、研究活動のみならず、授業設計や学生指導、学内外の議論においても重要な基盤となっています。
大卒の就職と比較し、問題を短期的に処理する視点だけでなく、理論的背景や制度的文脈まで踏まえて多角的に検討する思考習慣が身についている点に違いを感じます。大学院での経験は、専門性だけでなく、思考様式そのものを形成するものであったと実感しています。

大学院進学の理由および関西大学大学院を選んだ理由

私の卒業論文は銀行の貸倒引当金についてのもので、それを減らすための対策を考えるのが内容でした。しかしながら、研究手法があまり適切ではないため、結論の説得力もあまり高くないのです。そこで、会計学の実証研究論文を読んで、実際のデータを用いた分析は結論の信憑性が増すと考え、大学院の進学を決めました。

関西大学の大学院に進学した理由は、実証会計学の有名の先生が勢揃いで、研究に対する適切なサポートができるという点に惹かれました。

指導教員名とその教員を選んだ理由や教員とのエピソード等

指導教員の乙政先生を志望した理由は、私の研究関心である実証会計分野において第一線でご活躍されており、理論と実証の双方に精通された研究指導を受けられると考えたためです。
実際のご指導では、研究テーマの設定段階から厳密な理論構築を求められ、先行研究の読み込みの深さや仮説の論理的一貫性について徹底的に鍛えていただきました。
また、学会発表や論文投稿に関する実践的な助言も多くいただき、研究者としての基礎を築くことができました。現在、自身が学生を指導する立場となり、そのご指導の意義をより深く実感しています。

修了後のビジョン・進路希望について

大学院修了後は研究者としての道を志し、現在は小樽商科大学にて教育・研究活動に従事しております。今後も専門分野における研究成果を継続的に発信するとともに、次世代の研究者や高度専門職人材の育成に貢献していきたいと考えております。
特に、理論と実証を架橋する研究を発展させ、学術的意義と実務的示唆の双方を持つ研究を目指しています。また、大学院で培った研究姿勢や学問への向き合い方を学生に伝えることも、重要な使命であると考えています。